正しい日焼け止めの使い方・選び方
2018年03月16日
正しい日焼け止めの使い方・選び方目次
- 1.紫外線の種類
- 2.日焼けの種類・タイプ
- 3.紫外線の強い季節・時間帯・地域
- 4.日焼け止め商品の選び方
- 5.おすすめの日焼け止め
- 6.日焼け止め商品の効果的な使い方
4-1.日焼け止めの成分
4-2.日焼け止めのSPF・PAとは?
4-3.日焼け止め商品の種類
1.紫外線の種類
太陽の光は、波長により「赤外線」「可視光線」「紫外線」の3つに分けられます。
肌に影響を及ぼす、「紫外線」には3種類あります。
紫外線は、波長(ナノメートル)の長さによって、
「A波(UV-A)」「B波(UV-B)」「C波(UV-C)」に分けられます。
光線の波長が短いほど身体への影響力が強いのです。
そのため光線の波長が一番短い、
「紫外線C(UV-C)」がもっとも危険な紫外線と言えます。
しかし、光線が短いほど、地球を取り巻くオゾン層にカットされやすくなります。
そのため、「紫外線C(UV-C)」は私たちが生活する地上には届いていないと言われています。
紫外線のうち地上に届くのは、
「紫外線A波(UV-A)」と「紫外線B波(UV-B)」という2種類の紫外線です。
では、この2つの紫外線の違いをみていきましょう。
なお、「UV-C」は、オゾン層によって吸収され、地表には届いていないと言われていました。
しかし、近年、オゾン層の破壊が進み標高の高い山頂などでは確認されています。
「UV-C」の有害性については、まだまだ分かっていませんが、
「UV-C」が地表に届くようになると、間違いなく人類を脅かすことになるでしょう。
2.日焼けの種類・タイプ
紫外線(UV)を浴びると、肌が赤くなったり、黒くなったりして「日焼け」をします。
日焼けの種類は、下記のように2種類に区別されています。
メラニンには、紫外線からお肌(細胞)を守ってくれる力があります。
メラニンを作る能力は、遺伝によって決まっています。
メラニンを作る能力が高い人は、肌が黒くなりやすく、
メラニンを作る能力が低い人は、肌が赤くなるだけで、黒くならないのです
☀肌が黒くなりやすい人(色黒の人)
メラニンをつくる能力が高い
メラニン色素が活発に分泌されるため、サンバーン状態にはならず、サンタンの状態になっているケースが多く、シミになりやすい。
☀肌が赤くなるだけで黒くならない人(色白の人)
メラニンをつくる能力の低い
メラニン色素の生成が不十分なため、紫外線の影響を受けやすく、肌が炎症を起こしてサンバーン状態になりやすい。
どちらのタイプでも、可能な限りのUV対策は必要です。
サンバーンになりやすい人は、特に注意して紫外線対策を実施しましょう。
3.紫外線の強い季節・時間帯・地域
紫外線は夏の正午頃が最も強くなります。
では、紫外線に夏だけ気を付けたら良いのでしょうか?
紫外線が強くなる時間帯や季節、場所などを知った上で、上手に紫外線を防止し肌の老化を予防しましょう。
真夏ほどではないにしろ春先や秋・冬にも紫外線は常に地表に届いています。
屋外で数時間過ごすというときには、季節にかかわらず紫外線を予防することをお勧めします。
4.日焼け止めの選び方
4-1.日焼け止めの成分
紫外線対策(UVケア)の基本は「日焼け止め」を肌に塗ることです。
外出時、紫外線を浴びる可能性がある場合、日焼け止めを塗って、紫外線を防ぐことが大切になってきます。
では私たちが普段塗っている日焼け止めはどのような成分からなっているのでしょうか?
肌への負担を考えて、紫外線散乱剤を使用したノンケミカルの日焼け止めを選んだとしても、
余計な添加物が入っていたら意味がありません。
・防腐剤
・合成香料
・合成着色料
など、これらの添加物はそれだけでも肌に負担をかけるものです。
紫外線をカットする成分だけでなく、他の成分もしっかり確認するようにしましょう。
4-2.日焼け止めのSPF・PAとは?
日焼け止め商品(サンスクリーン剤)には「SPF」「PA」というものが必ず記載されています。
ではこれはどのような意味なのでしょうか?
☀SPF(Sun Protection Factor)は、紫外線防御係数のことをいいます。
サンバーン(肌が赤くなる日やけ)の原因になる紫外線B(UV-B)を防ぐ効果の指標です。
SPFの数値単位は、時間で20〜25分です。
例えば
•SPF20の日焼け止めの場合
20分×20倍で400分(6時間40分) 日焼けを抑える事ができる
•SPF30の日焼け止めの場合
20分×50倍で600分(10時間) 日焼けを抑える事ができる
となります。
ただし、日焼けするのにかかる時間は個人差があるので、あくまで目安として考えてください。
☀PA(Protection Grade of UVA)は、紫外線A(UV-A)を防ぐ効果の程度を表す指標です。
PAの値は、効果の度合いを4段階に分け、出た数値をランク分けし「+」の個数で表されています。
「+」が多いほど紫外線A(UV-A)を防止する力が高くなります。
・PA+ UV-A防止効果がある
・PA++ UV-AUVA防止効果が高い
・PA+++ UV-A防止効果非常に高い
・PA++++ UV-A防止効果が極めて高い
「SPF」「PA」も値が大きくなると効果も期待できる分、肌への負担も大きくなります。
シーンに合わせて日焼け止めを選ぶようにしましょう。
日焼けすると肌が赤くなる人(サンバーンになりやすい人)は、紫外線に対する影響が出やすいので、上記の表よりも少し「SPF」「PA」値が高い商品を選ぶと良いでしょう。
海やプールなどでは汗、水で落ちない「ウォータープルーフ」の日焼け止めが便利です。
しかし水で落ちない「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めの使用後は、しっかりと洗い流さなければ、肌のトラブルになりますので注意してください。
4-3.日焼け止め商品の種類
近年、紫外線への対策が進み、多種多様な日焼け止めが販売されるようになりました。
様々な商品があり、何を選べばいいのかわからなくなってきますね。
結論からいえば、日焼け止め商品は、一概に「この商品が良い」とはいえず、肌のタイプや用途によって使い分ける必要あります。
5.おすすめの日焼け止め
☀敏感肌用
アトレージュ AD+ホワイトアップUVミルク
内容量:35g
SPF30/PA++
4つの植物エキス配合のUVミルク
機能性保湿成分やエモリエント成分、美容液成分も配合
メイク落としを使わなくても、石けんで落とすことができる低刺激成分
無香料・無着色、パラベン(防腐剤)無添加
マミー UVマイルドジェルN
内容量:100g
SPF33/PA+++
90%食品成分でつくった日焼け止めジェル
デリケートなお肌を考えた、低刺激・弱酸性
メイク落としを使わずに石けんで落とせます。
☀ウォータープルーフタイプ
スキンアクア トーンアップUVエッセンス
内容量 80g
SPF50+/PA++++
顔・からだ用
ウォータープルーフタイプ
UVカットしながら色と光をコントロールし、肌をトーンアップ
透明感を引き出すラベンダーカラー
心がときめくサボンの香り
化粧下地にも
せっけんで落とせます。
防腐剤、鉱物油フリー 弱酸性
アレルギーテスト済み
(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。)
ビオレ さらさらUV パーフェクトミルク
内容量:40ml
SPF50+/PA++++
顔からだ用
ウォータープルーフタイプ
強力紫外線から、全身をしっかり守るUVミルク
日やけや日やけによるシミ・ソバカスを防ぎます。
ハリ・弾力低下の原因となるUV-Aもしっかり防ぎます。
肌になじみやすすく、白くならない、素肌のような透明感
☀顔用
ビオレUV 化粧下地UV
内容量:30g
SPF50+/PA++++
顔用
強力紫外線から顔の肌をしっかり守る。
くずれの原因「皮脂」を吸ってファンデーションのヨレ・ムラ・毛穴落ちを防ぎます。
汗にも強く、キレイな仕上がりが長持ちします。
3種類をラインナップ
○皮脂テカリ防止タイプ
「皮脂コントロール成分」配合
○くすみ補正タイプ
「明るさアップパール」配合
○シミ・毛穴カバータイプ
「マルチカバーパウダー」配合
☀パウダータイプ
プライバシー UVフェイスパウダー
内容量 3.5g
SPF50+ PA++++
メイクの上から使える、透明タイプの日焼け止めパウダー
敏感肌でも使える処方
トランシーノ 薬用UVパウダー
内容量 12g
SPF50/PA++++
顔用
ウォータープルーフタイプ
キメ細かいパウダーがふんわり肌にフィットし、ひと塗りで色むらや毛穴をさっとカバーし透明美肌に導きます。
肌へのやさしさも考えた処方
資生堂 セルフィット フィニッシュパウダーUV
内容量:8g
SPF10/PA++
なめらかでキメ細かい美しい仕上がりです。
汗・皮脂に強く、化粧くずれを防ぎ、ファンデーションのもちを高めます。
紫外線から肌を守り、日やけによるシミ・ソバカスを防ぎます。
カラー2種類
○ライトベージュ
○ナチュラルベージュ
☀スプレー・ミストタイプ
プライバシー UVフェイスミスト50 フォープラス
内容量 40ml
SPF50+/PA++++
メイクの上から使える透明タイプの日焼け止めミスト
白浮しない超微粒子ミストでメイクの上から重ね塗りできます。
パラソーラ フレグランス UVスプレー
内容量 90g
SPF50+ PA++++
ウォータープルーフタイプ
ラベンダーの色の効果で肌のくすみを抑えて、やわらかな透明感と血色感のある肌へ。
マジックフォーカスパウダーの効果で肌にツヤの陰影がつき、立体感のある肌へ。
自然に細く見せながら、気になる毛穴もカバー
サンメディックUV 薬用サンスプレー パウダーイン
内容量:70g
SPF50+/PA++++
顔・全身用
ウォータープルーフタイプ
肌あれを防ぎながら、高いうるおい効果が続きます。
ベタつかず、さらさらと透明感のある仕上がり。
紫外線を浴び続けても、防御力が長続きする。
天然温泉水配合で、肌にやさしい使い心地。
6.日焼け止め商品の効果的な使い方
日焼け止めの間違った使用法だと、日焼け止めの効果を十分発揮させることができません。
正しい使用法を覚えましょう。
☀肌に合うか試してみる
日焼け止めを使用する前に、まずは目立たない部位、(二の腕、太ももの内側)などに塗ってみて、かぶれ、肌荒れなどが起きないか反応を見ましょう。
☀使用法を守り正しく塗る
○日焼け止めを塗る前に化粧水、美容液で肌を整えましょう。
○日焼け止めはムラ・塗り忘れに注意して、適量をしっかり塗りましょう。
一度に塗るよりも少ない量を重ねた方が、ムラにならず、塗りすぎを防いで塗れます。
最も塗り忘れが多い箇所に、耳・首の後ろ・足の甲があります。
耳は、髪型にもよりますが、焼けやすい部分でありながら、塗り忘れしやすい部分です。
首の後ろも日焼けしやすく、日焼けが目立ちやすい部分です。
○日焼けしやすい部分は、薄く重ね塗りするようにしましょう。
最も日焼けしやすいのは、鼻・頬の高い部分です。
○塗り直しが大切です
日焼け止めは皮脂や汗、何かに触れることによって落ちてしまいます。
2〜3時間おきに塗り直す必要になります。
☀日焼け止めはきちんと落とす
日焼け止めは帰宅後、石鹸などでキレイに洗い流しましょう。
また水、汗でも流れ落ちない「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めは、通常の石鹸やボディーシャンプーではなかなか落ちませんので、専用のクレンジング剤などでしっかり落としましょう。
☀保湿をする
日焼け止めを落とした後の肌は、水分が不足していますので、ローション、クリームなどで保湿するようにしましょう。
また、顔用の日焼け止めを体に塗るのは構いませんが、からだ用の日焼け止めを顔に塗ることはしてはいけません。
必ず使用方法や注意事項を確認しましょう。
日焼け止めは、自分の日焼けのタイプを知り、自分の肌に合ってもの、また用途によって使い分ける必要あります。
たくさんの日焼け止め商品が販売されていますので、正しい知識を持って、ご自分に合った商品を使用してください。
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1935年創業の全国チェーン”ドラッグストア”のブログです。
本社は大阪なので、投稿で大阪弁が出ることがあります(笑)
くすり・化粧品・日用品・食品などに限らず、色々な投稿をしていきます〜。
業者さんに頼らずにスタッフが日々投稿しますので、カッコイイのは出来ませんが、熱意をもって投稿します(^^♪
各SNSでも配信していますので、フォロワー登録お願いします〜〜♪
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